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県知事の資質と、とるべきルート経験について。

 

18 June, 2008

Kensuke Yamazaki

 

拝啓 国会議員の方々様、マスコミの方々様、公益NGOの方々様

 

 県知事の資質と、とるべきルート経験について、提案いたします。

 

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  地方自治においては、やはり末端の市町村の長の選挙市町村議会の選挙、これらを重要視すべきだと思います。

 

 県レベルで見ると、近年の改革派の知事 (長野の田中氏、三重の北川氏、宮城の浅野氏、大阪の橋下氏、宮崎の東国原氏、など)は、それぞれの前職の経験や才能を生かして、よくがんばっていた、または現職はがんばっている、と思います。

 

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 しかし、例えば、田中氏は、前回選挙で、官僚的・保守的な老人に、民意で負けました。

 

 このことからわかるように、本人はがんばっていて、またいい案や行動もあるのに、それが現在の法律や行政制度で通らない、実施政策に反映されないことが多いのも、現実です。

 また、それをめぐる反対勢力とのトラブルや混乱から、民意が、急激な改革の後、ある程度中休み的な、たとえ進歩が無くても、安定を重視した人選を求めたのも現実です。

 

 実際、後任の知事も、田中氏が任期中にやることができて、もう容易に戻せない既成事実の改革事例を、大胆に元にひっくり返すことはそんなにしていないようです。

 (古いやり方も継続しているが、田中氏が変えたことも継続している。)

 

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 権力的には、知事の力は地方行政では絶大なようなので、現実的には、知事によるトップダウン改革が、地方行政の改善には、一番早いといえばそうなのかもしれません。

 

 しかし、危急時を除き、今後は(現職まではこれまでのやりかたでもいいが、)、今後は、他業務で有名で有能だからといって、いきなり知事になるのは、どうしたものかと思います。

 

 やはり、100人のボスになるには、10人のボスを経験した人がなるのでないと、危なっかしいし、リスキーだと思います。

 

 そういう意味で、より小さい行政単位の、市町村長をたとえ1期でも経験して、その後、県知事に出馬すべきだと思います。

 

 つまり、改革を志す有能な人は、たとえ別業務での有能な実績を積んでいても行政の長の経験が無いなら、まずは知事よりも、市町村長に、出馬すべきだと思います。

 

 (たとえ県職員で経験を積んでいた人でも、スタッフとボスは、まったく責任の重さが違うのだから、やはりボス職は、市町村長から始めるべきです。)

 

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 立法の議員は、行政の長ほど一人一人に責任は重くかかりませんが、やはり市町村→県→国政、と能力に応じて階段を1歩ずつ上るのが、できれば常道だと思います。

 

 職業選択の自由はあるのだから、それ以外の道で来た人たち(とくに現職)を、別にだめだといっているのではありません。

 地方議会を経験せずに国会議員になった人で、有能な国会議員もたくさんいます。

 

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 ローマ帝国が、初中期に、トップ人材の枯渇で大混乱に陥ったとき、それを立て直したのは、エリート教育を受けた貴族ではなく、軍団でいう曹長のような、百人隊長からたたきあげた人でした。(ヴェスパシアヌス)

 

 ずいぶん、何代も先になると思いますが、「市町村長→知事、というキャリアを積んだ人が、国の行政のトップである総理大臣になる、そういう道筋を積んだ人こそが、責任者になる、それが常識になる、」そういう国になるべきだと思います。

 

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 すくなくとも、今後、地方自治面では、知事出馬条件に、市町村長の経験(別に満期でなくともよい)を義務付けるかどうか法制化も含めて、

 

 国会議員の方々様や、マスコミ、公益NGOの方々様は、議論してくださればと思います。